最近のトラックバック

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ

Foreign Affairs

  • CFR: フォーリンアフェアーズ英語版

« わがまま女。 | トップページ | 頑張れ私女。 »

2017年7月16日 (日)

クローン女。

羊のドリーは、優れた羊の細胞から生まれたクローンだった。1997年2月のことだ。
ドリーは混乱とパニックを世界に引き起こした。
「人間でもそれは可能なのか?」
ドリーは羊の皮を被った狼だったのだ。
人間の生殖に、極めて危険な段階をもたらした。
ドリーは今、スコットランドの国立博物館で多くのスタッに囲まれて生きている。
2005年に国際連合が「クローン人間の禁止」を宣言した。
しかし、哺乳類での実験は何度も行われたのだ。
クローン人間を作ることには私も反対だ。
しかし、議論はしなければならないだろう。
モーニング娘。 情熱のキスを一つ。

クローンとは何か?
すべてのゲノムにいたるまでDNAを同じくするものだ。
胚が分裂を始める時に、通常はDNAは「逃げてしまう」ものだが、ここに電気を与えることにより、胚をドナーとまったく同じものにすることを言う。
しかし、ドリーはフィン・ドルセットの羊の100%コピーではなかった。
ミトコンドリアの影響だった。
胚のDNAをまったく同じにすることに成功しただけだった。
ドリーは確かに画期的だった。
しかし、生物学的に「何が不可能なのか?」も明らかにした。
細胞分裂を完璧にコントロールすることはできない。
人間のiPS細胞を作ることはできるが、オリジナルとの違いがわかるまで10年かかるためにまだ誰もやっていない。
このことはむしろ研究者の「楽しければいい」という感情理刺激した。
「治療目的」といえばなんでも通る世界だったからだ。
個体を作るのではなく、必要な心臓の細胞を作ったり、糖尿病のインシュリン生成過程をコントロールする細胞を作ったりが「オリジナルと同じ胚」に期待された。
「まったく免疫の問題がない」ことが期待されたのだ。
必要な臓器を何度も補いながら長生きするための「物体」は作れるのではないか?
なにしろ自分の体の細胞からできたものだ。
自分の体に有効な薬を確かめたりするのにラットでは不十分だった。
2011年にニューヨークのラボラトリーが「治療目的のクローン」の研究を行うと公表した。
100%同じDNaを持った人間を生み出せないことは悟っていたのだ。
「自分とまったく同じDNAをもった胚」というものに議論は変わっていった。
分裂させて同じ人間を生み出そうとはもはや誰も思っていなかった。
「敵を作らないだろうか?」という議論だけが残された。
人間を作っても「免疫の問題はクリアーできる」という意味しかない。
多くの命を救えることはわかっていた。
臓器移植というものがあったからだ。
「殺していい人間は物体に過ぎなかった」
この技術を使えばオリジナルの人間が長生きできることも分かっていた。
殺してもいい人間と生きてもいい人間を作ることができる。技術的には。
そこまでは分かったが、研究者がそれを楽しんでいいのだろうか?
卵子の提供者を「お母さん」にすることは年齢的に可能なのだろうか?
よそ者を排除した「身内だけの企て」においては何が行われるかわからない。
息子が長生きしたいといっただけで母親は高額な報酬を要求することになる。
母親の「出産」がともなうのが「免疫の問題が生じない別の人間」だったからだ。
韓国もこの研究を始めた。
殺される運命の人間という物体を生み出せばかなりの長生きが保証される。
そうなると、その人間にとって「セックスとは何か?」が議論されなければならない。
やってみればわかる。
割りに合わない存在になるからね。
ガンや心臓病が治っても割りに合わない問題を「免疫の問題を引き起こさない人間」はオリジナルの人間に持ち込んでくるだろう。
「神を信じない人間を一人生み出すだけだった」
アイドル 高橋愛。

動物でははなく人間がやることではないか?
人間の特権であるという主張がなされた。
生まれてきた子供に長生きして欲しいと親は願う。
特定の子供にとってはクローンはいい効果があるよ。
子供を産む自由もあるしね。
しかし、クローンの「冷たい血」が特定の子供にどんな影響を与えるかはわからない。
家庭内の話だ。
15年間研究してみたけど、クローンも歳をとるし病気になるんだ。
クローンに「人生計画を練ろ」といっても無理だろ。
それでは「前に進む」ということがありえないではないか。
自分の人生というものが成立しないんだ。
「遅れてきた双子」は人生の先輩をどう思うのだろうか?
人生の先輩の死を願う「遅れてきた双子」が必要か?
先輩が可愛かった頃の「幻」を親は見てしまうのではないか?
学校にも当然いくであろうし、自分の立場を着々と固めていくだろう。
もし、テニスの才能があったらどうするつもりだ?
男らしいし可愛いし、人生の先輩のための「手段」ではなくなるよ。
家庭内で何が起きるかを考えてもらいたい。
女の子たちの支持がクローンに集まったらおしまいだ。
クローンにも個性があるということもだんだん分かってくる。
そうなると家庭内の地図が変わってしまうだろう。
クローンの方に内臓を取られないように気をつけなければならなくなる。
ここで、クローン人間の限界が見えたよ。

« わがまま女。 | トップページ | 頑張れ私女。 »

スタンフォード哲学」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: クローン女。:

« わがまま女。 | トップページ | 頑張れ私女。 »