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2017年7月 8日 (土)

悟った女。

ヨハン・ゲオルグ・ハーマンは、カントの舎弟と位置付けられる人物であるが、カントの女の研究に人生を捧げさせようとした彼の友人たちがハーマンの結婚に反対し、そのおかげで彼は「生涯独身女」だけを相手にし、カントの研究の実践者として生きた。
ribbon Deep breath.

ハーマンの書く文章は短く、カントが聖書に書いてあることをどのように実現させたかを克明に記した。
聖書はさんざん読んだが、まさかカントが実現させるとは思わなかったとして、皮肉たっぷりに記録に残した。
「ゲーテという詩人がいなければ何もできなかったくせに」ということも書いた。
カントが女の純粋さだけを強調して偉くなったことも皮肉った。
しかし、カントを今日か明日に理解しようとするものは明後日にトラブルに陥るだろうとしてカントへの尊敬を保ち続けた。
人生の晩年にハーマンは「老婆は絵にならない」として、今までカントのために働いてくれた感謝の意味を込めて、老婆のための医学の研究の道に入った。



ゴッホ。

老婆こそが「カントとは何者か?」を悟っていたのだ。
別れのブルース 淡谷のり子。

若いからだや子宮の政治利用の実態をよく知っていた。
これが理解できるのならば「神さまの力量」もだいたいわかる。
若い男の才能も見抜けるようになる。
ゲーテも若い女しか詩にしていない。
しかし、悟った女はゲーテが好きな男の可能性もよく理解していた。
悟った女は「神さま」「理想の男」しか興味なかった。
神さまとのエロティックな関係しか興味なく、しかも神さまは若い女を政治利用しているだけであることも知っていた。
もはや老境にさしかかると「殺せるものなら殺してみろ」とも言った。
老婆も女の肉体をしてきたが、局部からは「神さま」が生まれたことになっていた。
カントはこのことをもっとも正確に理解していて、老婆を「母さん」と呼んで、支持を取り付けていた。
老婆は「神さまを生んだ」ことが自分の生い立ちとなっていたのだ。
国の中枢におさまることはカントにとって難しいことではなかった。
ハーマンはこのようなカントの生き方を克明に記録に残したし、老婆(悟った女)の扱いを学んだ。
政治利用できなくなった老婆に新たな可能性を見出したとも言える。
政治を知っている男に「母さん」と呼ばれる分には老婆はなんの抵抗も感じなかった。
悟った女は自分のからだをいまだに信じていたことを知った。
美空ひばり 愛燦燦。

老婆が何を考えているのかを明らかにしたのがハーマンの業績であり「生涯独身女」の相手をさせられたことからそれを知ったのだ。
「薔薇十字の騎士」と男は呼ばれた。
薔薇十字の騎士は言葉の間違いが許されなかった。
老婆の厳しい一面を知っていたのだ。
「若い女のからだを自在に誘導した」のならばそれにふさわしい言葉を「悟った女」も求めていた。
老婆のからだはもはや言葉でできていた。
神さまとその隣人は自分を大事にしていたし、「お体を大事になさってください」と神さまに言われることをもっとも喜んだ。
胃や血管をよく理解している男(医者)にはいくらでも金を払った。
胃から血管に栄養が行き渡ることぐらい知っておいてもらいたかったのだ。
詩は本当にボクシングをすることもそこいらの詩人より知っていた。
老婆ともっとも話をした哲学者はハーマンだろう。
なんの偏見もなく、美しい女のように扱った。
老婆の頑なさを理解していた。
老婆が「私をどうしたいのか?」と聞いたら「大学のキャンパスに戻りたいね」と答えた。
正しいことと悪いこと、気持ちいいこととそうでないこと、美しいことと醜いこと、悟った女というのはそういう真実を見失うことを意味した。
すべてどうでも良かったからだ。
神さまに肉体はあるが、それは権力者でなければならなかった。
しかも、女のからだを尊敬していなければならなかった。
クリエイターか、ただ生かされている存在かの違いはそのあたりにあった。
徹子の部屋 野際陽子。

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