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2016年10月28日 (金)

横須賀美術館~マホロバから。

マルキュースは、フランクフルトスクールのメンバーだったが、
第三帝国の統治下でアメリカに逃れた。
多くの仲間が終戦後、ドイツに戻ったが、彼はアメリカにとどまった。
1960年代に「新左翼のグル」と目されたが、その後はポストモダニズム(面白いことをやろうとする連中)や、ロールズのフリーセックス理論、そして、アドルノの「資本主義社会はテレビだけ見てればいい」という思想に圧倒されていった。
彼の少年時代は常に体育館にあった。
その後、「資本主義と帝国主義のダイナミズム」の研究を始めた。
マルクス主義の「女の共有」にも影響された。
お父さんが出版社を経営しており、彼にアパートを買い与えた。
「存在と時間」を読んでは若さを無駄にしていた。
ナチスのもとでは教授になれねえよ。
そう思いながらコロンビア大学に出入りしていた。
戦後、マルクス主義の美学などの論文を書き、資本主義社会における「女の抑圧」について探求した。
芸術家が理想を描くときは現実とのギャップに悩んでいることを知った。
このギャップこそが社会を変えるんだろうと考えた。
フリーセックスを求めるグループの支配なんて出来ないよ。
そこで彼は「急進的な女性主義」に走った。
女性芸術が革命を起こすと信じていた。
ブルジョア社会だから一夫一婦制なんだろう。
女ん美しく描きたかったんだ。
「親父の言うことなんか聞いてられるか」
労働者階級の芸術が革命をもたらすんだ。
傑作というのは平凡だよ、それでも力を持っているんだ。
1960年代に女がフリーセックスを求め始めた。
知的な女はみんな革命を望んでいた。
労働者階級、二児の母、アメリカ中西部の生まれ、そういう女が彼を支持した。
みんな心に何かを抱え込んでいたからだ。
「若さを無駄にする」これがマルクス主義の温床だった。
20世紀に入って「マルクス主義革命は起きないのではないか?」と言われ始めた。
ソビエトは全体主義に過ぎなかった。
マルクス主義の連中は「考え方を間違ったのかなあ」と思い始めた。
自然革命論は失敗だった、行動主義だと第二インターナショナルも考え始めていた。日々上達するなんてバカげていた。 
高度な産業化が進んだ国ほど若さを無駄にする連中が多かった。
女の共有と若さを無駄にすること、これが新左翼の特徴だ。
自分と世界がかけ離れることが大事だった。
物象化論(女のフェティシズム)ってなんだろうな?
マルキュースはとうとうこの答えにたどり着いた。
サインは上昇思考だったが、コサインは続いていく日常を見ていた。
コサインには、人種や女性差別が道溢れていた。
資本主義のもとで隠れた傷を負っていた者たちがいたのだ。
白昼夢は、何かを省略していたし、確かなものではあったけど、間違っていることが多かった。
マルキュースは、ホルクハイマーと出会い、下ネタの話し方を学んだことから、若さを無駄にするという一次元の世界から決別した。
空想からの脱却だった。
女らしさが急進化して、経済状態が悪ければ【革命・女の共有】は成立すると考えた。
己と現実がかけ離れていて結婚なんてバカげていると考えることを意味する。
男が結婚を愛するかどうかに革命は頼ってしまったのだ。
男は労働をして、女は体を売る、これがマルクス主義だった。
資本主義はここで崩壊するのだ。
カントの「女の体」、ヘーゲルの「顔」の研究から、革命の材料はそろい始めていた。
しかも、ペルシャの抑圧された女性たちを見ると解放してやりたくなった。
産業化が進むと、金持ちが女を買うだろ(矛盾)。
だから労働者に女を開放し、共有させたかったんだ。
女が金持ちからお金をもらい、若い男に貢ぐトリクルダウンは、一定程度、有効だとされた。
資本主義においては労働者は子供を作ることを勧められた。
これも社会の慣習があるんだろうね。
性の経験で太ったり、お金があるからお洒落をしたりするのも文化だった。
マルクス主義なんてものは「若気の至り」で済めばいいんだ。
若い女とのセックスなんて夢で見るだけにしておけ。
生きるための本能や死への本能がそのような夢を見せることがある。
マルクス主義の夢というのは実は動物的なものなんだよ。
自分の夢は分かるけど、子育てとか色々あるだろ。
よっぽど人生が苦痛に満ちているんだろ。
中嶋美智代 「恥ずかしい夢」


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1989年に西側諸国がとうとうマルクス主義の意味を理解した。
家族による統制がとれないことや、文化は多様であるべきこと、ユダヤ教の「罪のない手」などの研究を深めたのだ。
国境線確定の問題となった。


【延々とつづく】

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