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2015年8月28日 (金)

シャングリ・ラ

シャングリ・ラとは、昔、美少年だった男たちが作る理想郷だ。
美少年だっものが失っていく物の代わりに得るものが男の魅力だということが普通はわからないものだ。

河合その子 シャングリラの夏`87

美少年は、てんかんにはならないため非常に賢い、さらには長男だとなおいい。
チベットはこの、美少年による理想郷というジェームズ・ヒルトンの描いた世界を政治力の基本にしている。
美少年だったということは、お母さんが美人だったことを意味する。
そのため、男は「母と似たもの」として異性を愛するため美少女が好きになるのだ。

サンダースは、飛行機のパイロットだったが、レストランで女の子に話しかけていた。女の子と話すための高度な知恵を身に付けていたのだ。
アフガニスタンでの任務について語った。
女の子は「私たちは何も学ばなくていい。男の労働を見ていればいい」と思った。
サンダースは、世界中を旅をしている自分を語っては女の子を魅了した。
三浦理恵子~5日遅れのバーステー (Live Version)

思春期に男たちは性的にフラストレーションを抱えながら知性だけを跳ね上げる。

サンダースは、ぺシャワールの革命も見てきたし、神聖な場所に顔を出し続けた。
まだ未成熟なサンダースであったが、飛行機でぺシャワールに向かった時の修羅場を語った。それが仲間たちには心地よかった。
空軍エリートとして将来が約束されていたが、マハラジャ製の部品の調達係が死んだことなどを仲間の話題としてもたらした。

ラザフォードは、サンダースと同じ学校にいたことを自慢した。
「それは教科書には載っていなかったことなんだろうね」
サンダースは不機嫌になった。
「現場にいなければわからないことばかりだし、所詮はコンウェイの栄光のために働いているんだ」
昔の友達がもはや自分の力にはならないことを知った。
ワイランドも、もはや昔の友達の力にはなれないことに落ち込んでいた。

ラザフォードとワイランドが、サンダースに「人間とは何か?」を教える旅がここから始まるのだ。
サンダースをコンウェイの栄光のために。

ラザフォードは、「お前は真実を知りたくないか?」と言って、ピアニストの話や、権力者コンウェイを見たときの話をサンダースに聞かせた。
月夜のピアニスト/渡辺満里奈

ラザフォードはしきりにオックスフォードの名前を出した。
オックスフォードがなければない友情だった。サンダースの経験には勝てないが、オックスフォードの知識がラザフォードにはあったのだ。

ラザフォードはサンダースがその名誉のために働いているコンウェイとは何者か?を語った。
コンウェイとギリシャ哲学の関係をサンダースに教えたのだ。

ワイランドは、無学な男であったが、自分という凡人の大切さをサンダースに教えた。
ワイランドはサンダースに自信を与えたし、彼に詩を教えた。

ラザフォードは言った。
「コンウェイは数ヵ月前には確実に生きていた」
サンダースは「なぜそれを知っている?」
と言った。
「ホノルルから上海行きのジャップの飛行機で一緒だったんだ」
コンウェイは、ローマカトリックのシスターをナンパしていたよ。
長江で列車が12時間立ち往生したときにコンウェイは、カトリック女をものにしたんだよ。
カトリックってこんなもんかと思ったね。
チャイニーズカトリックのジェラシーは普通じゃなかったよ。
そこで俺はケンブリッジブルーの女に近づいたがからっきしだ。
コンウェイは「話をもっと短くしろ、もっと言葉を研ぎ澄ませ」と俺に言ったんだ。
コンウェイは自分のために射精していたのではなかったんだ。
こんなことを中国でしでかしても中国のプレスは肩をすくめて見逃すしかなかった。

人々は語った。
確かにコンウェイは優秀だったよ。でも、戦争が彼を変えたんだよ。

横浜の船の中でシーベキングというピアニストが、ブラームスやスカラッティ、ショパンを弾いた。コンウェイも楽しんでいたようだ。演奏は非常に盛り上がり、ピアノの周りに人だかりができた。
演奏が終わり、シーベキングが拍手の中、退席しようとすると、コンウェイがピアノに向かい、ハイスピードで何かを弾いた。
シーベキングが慌てて戻ってきた、
「今のは何て曲だ?」
コンウェイは、「ショパンの練習曲だよ」と言った。
シーベキングは、ショパンのスコアは全部知っているがそのような曲はない、しかし、パターンはショパンだ。
と言った。
コンウェイは、ショパンの教え子から教わったんだよ、と言った。
コンウェイは、インドの言葉とドイツ語もできた。
シーベキングは、この出来事を大袈裟に周りに語った。
シーベキングは、コンウェイに、演奏を録音してくれと頼んだが、これは実現しなかった。
コンウェイが部屋に戻ってきたとき、悲しみの表情を浮かべていた。世界の広さと狭さ、そのユニバーサルな悲しみがあった。

船から落ちた男がいたんだよ。滑ったとも考えられた。船員バナナボートに乗せて戻ってきた。自殺未遂だろ。のちコンウェイから「自殺について」という論文が届き、口座番号が送りつけられてきたよ。

この男のためにサンダースは命を懸けて働いていたのだとラザフォードは語った。

ぺシャワールの革命でサンダースは配置についた。コンウェイ提督の実像が分かり、その政治意思のもとに働く軍人だと悟った。
コンウェイは37歳。東京もテヘランもマニラもマスカットも興味のないオペレーションだった。

フェナーをぺシャワールまでのフライトのリーダーにしようという計画が練られた。
コンウェイは「誰だそれは?ナイスガイがたくさんいるのは知っているが、こんど彼の詳細を報告しろ」と言った。
皆がコンウェイに名前を覚えてもらいたがった。
フェナーは結婚していなかったし、友達も少なかったのだ。

【つづく】

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