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2015年8月30日 (日)

ピコデラミランドラ

ネオプラトニズムと密教を結びつけたら世界史的業績だ。
ポーフィリーは、知性と魂を分けた。
プラトンは現実の世界から真実を見つけるために「知性」を用いた。
しかし、後の世代の人はそれと詩を融合させ真実を「魂」で感じた。
魂は知性よりも格下であるが、真実を知るのに有意義だとポーフィリーは考えた。
真実を知性で感じようが魂で感じようが、「経験」に対して有効でなければならない。
ホメロスの詩は、プラトンを教えるのには時として魔法のようだった。
ポーフィリーは「高い魂」と「低い魂(女の世界)」に区別し、高い魂は理性と同じ意味だが、低い魂は肉体への「セカンドパワー」を持っているとした。
考えるな、感じろ、というのが低い魂のセカンドパワーだった。
ポーフィリーは、セカンドパワー(女の世界)が人間の魂を肉体から自由にするとしたし、
その肉体は人間のものでなければならず、動物であってはならないとし、
菜食主義を実践するという変わり者だった。
詩の生み出すセカンドパワー(女の世界)は、人間の知性を発展させ、賢さ、気性、公正さ、勇気を育むのにちょうどよかった。
これがネオプラトニズムの大体の説明であるが、日本の密教(エソテリック)とどのように関わるかの指摘はない。
アメリカは仏教を「独特の文化圏」と位置付けており、西洋とは一線を画している。
プラトンに「知性」で応えたのがアリストテレスならば、「詩」で応えたのがネオプラトニズムだった。
最終的には魂と肉体は「ひとつ」に統合されるものと考えたし、アリストテレスとどう向き合うかが問われた。
ネオプラトニズムはオカルトの発信源なのだ。
その創始者がピコデラミランドラだ。

ミランドラは、ユダヤとも接触したようだ。
彼はキリスト教の本質は「魔法」と「カバラ」にあるとした。
魔法とは「詩」のことだったし、カバラとは「思考盗聴」のことだった。

業績は少なくてもミランドラは時代のアイドルだったし、彼が書くラテン語が非常にエレガントだったからこそ後の時代の人も、
「ピコのように」ラテン語を書いた。
ニュートンもプリンキピアをラテン語で書いた。
人間の心は無限であり神であった。
そのため、ミランドラはカバラに注目した。
思考盗聴の対象になることは弱味を握られることではなく神になることだった。

ミランドラは思考盗聴の対象になり、最後に守ろうとした言葉が「テトラグラマトン」であった。
これは神聖な名前とされ、実際は発音することすら許されていない。
デカルトは「我思う故に我あり」と言ったが、これは「自分の心の探求は誰にも知られず、安全な営みだ」という意味だ。
これは「思考盗聴に対する体制選択」がなされたという意味で世界史的業績となった。
またヤコブ・ブルッカーは、ミランドラのことを「最悪のモンスター」と呼んだ。
ミランドラは、肉体もないセックスもしない「最もロマンティックでない」状態に追い込まれたからこそ、
天使に近かった。
ミランドラが「ユダヤの技術」で思考盗聴されたのも、おそらく「デルメディゴに目をつけられたから」だと俺は考えている。
いずれにせよ、男の童貞に異常な関心を示したのはユダヤだったし、
キリスト教社会で思考盗聴にはじめて出くわしたのがミランドラだったのだ。
神・男の完全性を議論すると爽快感がある、メシア信仰などが結び付いたんだろう。
キリスト教は、ピコ(天使)に比べたら我々はなりたいものになれる、
という意味で求心力を高めた。
ミランドラは、思考盗聴のルーツを探して古代エジプトの研究もしたが、人生はそんなに長くはなかった。
女性ホルモンが男性の中に入ると空腹になり太る。ピコは、靴下のない時代に足のかゆみにのたうち回って死んだというのが現代の医学からの小野光太郎の見解だ。
アニメ] 映画 ひみつのアッコちゃん Himitsu no Akko Chan 2 1989

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