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2015年2月 8日 (日)

シュレーゲル、ロマンを定義した男

フリードリヒ・シュレーゲル

「美の向こう側」について論じている。
どんなに美しくても、どんなに才能があっても、愛の喜びは
「自由で対等な者同士」の間でしか実現しない。
美智子が清子を案じ、俺の才能を潰そうとしている背景にはこれがある。
ドイツロマン派がこれを明らかにしている。
シュレーゲルの経歴は実に興味深い。
絵画やゴシック建築を学んだあと、サンスクリット語やヒンドゥー教を学び、
オーストリアで兵役に服したときは反ナポレオンの新聞を出している。
そんな彼がロマン派へと舵を切った。
時代が「悟り」に熱中したあとは必ず「ロマンへ」と移行する。
今の日本も同様の展開を見せると思われるため、シュレーゲルから学ぶものは多い。
シュレーゲルは、ギリシャの詩を学び、モダンな詩と比較した。
古典的な詩は美しかったし、モダンな詩は面白かった。
彼が「ロマン」という用語の定義をしたのだ。
ロマンとは中世の文学の総称だった。
シェークスピアがダンテを語るのもロマンだった。
シュレーゲルは、詩が語る様々な「善」や、物事の「構造」を社会に当てはめる作業に没頭した。
この中から、美や才能にどれだけ勝っていても、愛の喜びは「自由で対等な二人」がいなければ謳歌することはできないとしたのだ。
日本国憲法もロマン派の影響を受けていることになる。
詩には有限と無限があったし、彼女の「過去の男」まで心配したらそれこそ恋愛は人間の心の限界を越える。
詩の核心をなすのは「皮肉」であることが分かった。
無限なものに対して人間は皮肉を言うのだ。
権力であったり、女性のバージンであったり、いろんなものが無限なのだ。
美の向こう側という議論で「自由で対等な者同士」でなければ愛を謳歌することはできないという指摘をしたら、
藤原紀香が「私がいけなかったのかなあ」と言っていた。
いつの時代にもある対立軸でね。
顕教と密教。
アリストテレスとネオプラトニズム。
ドイツ理想主義とドイツロマン派。

詩とどう向き合うかだな。
唯一の絶対的な法則は「自由な魂」にあるとシュレーゲルは考えた。
心のルール 穴井夕子 from 東京パフォーマンスドール

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