最近のトラックバック

2020年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
無料ブログはココログ

Foreign Affairs

  • CFR: フォーリンアフェアーズ英語版

« 「禅」の研究 | トップページ | フネさんはマスオさんを抑圧していた »

2013年1月 1日 (火)

性格~人間の魅力とスタンフォード哲学

日本では、明るいとか暗いとかの自然法則のレベルでしか議論されない人間の「性格」であるが、カントはこれを明確にした。
「ルールを守るか」「人を健康にさせるか」という点に絞ったのだ。
人を健康にさせる性格を「美徳に満ちている」としたのだ。
美徳に満ちているとは「人を助ける」とか「人を否定しない」というようなごく常識的なものであるが、
これこそが人間の感情を豊かにするのだ。
「人を否定する」といのは「罵倒する」という意味ではない。「正しいスピリットで接しない」という意味だ。
人間の性格の魅力とはそういうものだとカントは考えた。
ヒュームはこの「性格」を「人工的」なものと「自然」なものに分けた。
人工的なものはやはり「ルールを守る」ということだが、欲望などを程よく制御してこのルールを守るところに人間の魅力があると考えた。
また、自然なものは「情熱」に由来すると考えたが、この情熱も、決して暴走せずに「安定して」「程よく制御された」のに由来しなければならないだろうと考えた。
安定感とは善悪の区別を明確にするとか、いろいろな議論を行った。
ミルは、性格に関してはもっとリベラルな立場をとり「物を満たしてくれる人はいい人だ」「他人の関心事を邪魔しない人はいい人だ」と割り切っていた。
マルクスは、資本主義のもとで労働者が抱く「性格」を議論した。
彼らは「自分で獲得した満足」を得られないことから、悪、臆病、寛大さに欠ける、などの性格をもつとしたのだ。
「より良い意図」よりも「給料」だけを見るようになる。
彼らに美徳をもたらすには、「選ぶ力」「判断する力」「差別する力」「判断力」などが必要だったのだ。
熟練工と非熟練工の違いはここにあった。
マルクスはこの解決法を「団結」に求めたのだ。
「労働者の皆さん団結しましょう」とはこのようなメンタリティーの解決法だった。
上司の悪口も「上司を差別するキャリアシステム」としてまわっているのだ。
近代の議論では「己が軍人のように自分のマスターであること」がその人の魅力であるとまで割り切る説もある。
また、「あの子、性格いいね」と言われたら困ってしまうだろう。そういう時には「状況によりますよ」という答えが正解だともされる。

« 「禅」の研究 | トップページ | フネさんはマスオさんを抑圧していた »

スタンフォード哲学」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 性格~人間の魅力とスタンフォード哲学:

« 「禅」の研究 | トップページ | フネさんはマスオさんを抑圧していた »