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2012年12月10日 (月)

石屋の正体~スタンフォード哲学

人間が中世ヨーロッパで復活を信じなくなった時に、市民であることが強く自覚されるようになった。
それまでは、市民であることとクリスチャンであることは同じ意味であったが、復活という概念がなくなってから、ヒューマニズムと市民であることが共和制を通じて結びついたのだ。
ヒューマニズムは、その人の人生のプロセスを見るのではなく「瞬間のショット」を見ることにした。
今まで生きてきたことと、喜怒哀楽のすべてを瞬間に賭けたのだ。
これがヒューマニズムの基本だと言っていい。
eminem Lose Yourself
http://www.youtube.com/watch?v=Lp99IGfHIkA

「復活」というキリスト教社会の概念が消えてから、個人というものが自覚されて、今までの古典的学問が再編された。
これがルネッサンスの「人文主義」の正体なのだ。
アクティブな市民が生まれ、そこからコミュニティーへの愛が生まれ、この個人主義はプロテスタンティズムにまで向かうことになる。
プロテスタンティズムによって再編された個人主義はやがて産業革命を経て資本主義につながる。
そのように生まれたヒューマニズムはかつての意味とは全く内容が変わっていたのだ。
産業革命前のナポレオンの国民国家から、ヒューマニズムはドイツナショナリズムのヒトラーへと続くことになった。
他者との理解不能が生じ、急速に近代化が進んだために、政治学が生じたのだ。
ワイマール共和国においては、ヒトラーに対する愛国主義レジスタンスがイタリアのミラノの富と結びついた。
命がけの連中こそが、ミラノの富を背景に暴力的推進力で文化を豊かにしたのだ。
これがむしろヒトラーの知的財産となる。
ドイツナショナリズムが確立し、それに抗する愛国心レジスタンスが命がけで「いい生活」を夢見て豊かな文化を作り出すという構図が、のちに世界の発信源となったのだ。
ドイツのヒューマニズムはその後、ドイツ系のユダヤ人がアメリカに持って行った。
彼らは禁欲主義や信仰への忠実さなどをすでに克服しており、彼らの知的財産を「富」に向けたのだ。
これがアメリカのユダヤ人の正体なのだ。
さて、これらの富が大西洋をまたいでヨーロッパの政治コミュニティーにも影響を与えた。
お金には限界があることから、資金力は挑戦者の資格であると言われる政治コミュニティーにおいて、選挙という「瞬間」で勝負を決めるという発想が生まれたのだ。

この空間が思想を発展させた。抗日なんて甘っちょろいのがよく分かる。
http://www.youtube.com/watch?v=HDPLsxvwUxY

欧米で共有されたヒューマニズムは、まず、政治コミュニティーがマキャベリとアリストテレスに注目したのだ。
彼らの古典が、人間の命の有限性を語るうえで実に心に響いたのだ。
誰だって一度きりのいい人生を歩みたい。
そんな中で、ユダヤ人の死は現代人にとってはピューリタン革命の二番煎じにしか見えなかった。
マキャベリは「権力の空白」から何が生じるかを語った人だった。
勝手に自分の兵隊を作った連中をどうにかしなければならないことを感じていたのだ。

"God Save the Queen" Sex Pistols
http://www.youtube.com/watch?v=8z2M_hpoPwk

王室を批判したこの英国の曲は、アーティストが鉄パイプで半殺しにされている。

ユダヤの死から学んだ「一度きりのいい人生を歩みたい」という発想を各家庭はさしたる抵抗もなく受け入れた。
コミュニティーへの愛や、個と公、主観と客観、知識と現実などのいろんな要素が家庭に持ち込まれた。
そうやって「帝国主義段階」は古典を踏まえることで終わりを迎えているのだ。

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