「年寄りの復讐」
「孫」大泉逸郎
http://www.youtube.com/watch?v=Is5r1DPLX8s
年寄りは危険ゾーンだ。復讐の発信源は「私もそう欲した」「しかし時間はもう戻らない」というものを根拠にする。
もし後の世代が「私もそう欲した」「しかし時間はもう戻らない」と年寄りに感じさせる仕事をしたか、あるいはしようとしたのならば、年寄りは強烈な復讐を始めるのだ。
このメカニズムは理解しておいた方がいいだろう。
年金においては「世代間仕送り式」(賦課方式)という方式をとっていて、若い世代から高齢者世代に資金をぶち込むシステムをとっている。もしこれを積立方式に切り替えたら、「中年世代の反発が大きい」と日本政府は説明している。
しかし、その真実は「中年世代が年寄りの復讐を受けないために資金をぶち込んだほうがいい」という思想に根差している。
実際に中年世代で年金システムへの政治意思を実感している人は少ないだろう。
すべての発信源は「年寄りの復讐」という哲学を基盤にしているのだ。
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