最近のトラックバック

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

Foreign Affairs

  • CFR: フォーリンアフェアーズ英語版

« 加藤登紀子の「GOLDEN BEST」をスタンフォード哲学で斬る | トップページ | 「さだまさし・グレープ ベスト」をスタンフォード哲学で斬る »

2012年5月23日 (水)

泉谷しげる「ベスト盤」をスタンフォード哲学で斬る

春夏秋冬」はいいですね。終末思想とは人間の努力を否定する効果を持ち、権力批判という意味合いを持ちますが、この曲は「今日ですべてが始まる」という非常にいいメッセージを含んでいる。

長い友との始まりに」は、楽しみを共有する、能力を共有する、美徳を共有するという友情においては「対等である」ことが絶対条件となる。長い付き合いをするうえではこれを踏まえなければならないことを表現している。

翼なき野郎ども」は、将来の何かに「価値」を置いて、自由と不安の中に放り込まれた野郎どもが静かに野心を燃やして今後の道を模索していく様子を描写している。人間は「他人が自分の位置を教えてくれる」ということだけは忘れてはならない。正確な位置を周囲に発信させるのが重要だ。

永遠の約束」は、そもそも約束というのは覚えておくために交わされるものであるが、記憶のメカニズムでも忘れられないものだとされる。その「覚えておくこと」を強烈に誓った曲である。

ハレルヤ」は、差別について語っている。差別というのは特定の価値を悪であるとみんなが共有できるというメリットが実はあるのだ。しかし、子供のためにはならないとされる。それ以外の議論は完全に答えのない議論として多くの論陣がはられている。

激しい季節」は、突出しようとする人間には、全人類の平等を志向する人々の嫉妬という名の正義が襲い掛かることを示している。嫉妬にも正義があり、突出する人間には強さや激しさが求められることを歌っている。

流れゆく君へ」は「君」が自分の殻に閉じこもっている限りは全能であるものの、いろんな人たちに心をかく乱されながら生きているその人生を歌っている。それが人のあり方であるとしている。

行きずりのブルース」は、人をどのように選ぶのかを語っている。ルックスがいいのか、能力があるのか、何を語ったのか、何を書いたのか、どんな声をしているのか、あるいはバックに何かがついていたのか。さらには人を選ぶ上では禁止事項もあることを知らなければならない。また、いつピークを迎えるのかを長期的に見るのか短期的に見るのかという視点も重要だ。

黒いカバン」は、権力は基本的に何でもありの世界であるという認識をもとに法律を作っていかなければならないという基本を歌っている。それが権力の歴史であり、それを面白おかしく歌ったのが泉谷の功績だろう。

なぜこんな時代に・・・」は、普遍性・神聖さは歴史的に人々が評価・理解してきた物事の積み重ねを踏まえなければ生まれないことを表現している。その情報の発信源は大学にあるのだが、学歴がなければどれだけイラつくかを示している。

世代」は、一時代を築いた人たちは次の世代に何を残すかを語っている。DNAトランスミッションだけではない。文化も伝えたいのだという上の世代の願いを強烈に示している。

ハードレイ」は、小さな町では全知全能である男が普遍性を強く求めている歌だ。普遍性とは何だろうか。学歴なのか。それともほかに何があるのだろうか。それはやはり「歴史や伝統と何を共有するか」にあると思われる。

眠れない夜」は、人間は通常は、薬の服用かアルコールの服用などの医学的理由がなければ生活のリズムは壊れないとされている中で、自分がなぜ眠れないのかが分からない男を描いている。風邪薬か痛み止めでも飲んでいたのだろう。

白雪姫の毒リンゴ」今日という時間を設定したらあとは物事が自然法則にしたがって流れる。その自然法則に逆らうにはあるカオスを投げ込まなければならない。それが泉谷にとっては「毒リンゴ」だった。
人間を潰すのは簡単だ。戦術的劇的混乱を頭に引き起こす言葉を浴びせるだけでライバルは潰せる。受け止める側もそれを覚悟して割り切っていかなければならない。

春のからっ風」は、どんなに不遇な境遇でも「魂と肉体」が同居していれば、贅沢に身をさらして心を拡散させるよりも人は学ぶことが多いという哲学を示している。

土曜の夜君とかえる」は、狂気を含む言葉である「愛」という言葉を使用せずに、うまく愛を表現している。


« 加藤登紀子の「GOLDEN BEST」をスタンフォード哲学で斬る | トップページ | 「さだまさし・グレープ ベスト」をスタンフォード哲学で斬る »

スタンフォード哲学」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 泉谷しげる「ベスト盤」をスタンフォード哲学で斬る:

« 加藤登紀子の「GOLDEN BEST」をスタンフォード哲学で斬る | トップページ | 「さだまさし・グレープ ベスト」をスタンフォード哲学で斬る »