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2012年3月 1日 (木)

カルトへの道はスポーツだ!!

オセロ中島が「今のままでは身動きが取れない」「どうしよう」というので、スタンフォードの「カルト」関連の論文を紹介しておいた。
中島が今後どういう動きをするにせよ、理論的にはかなり高度な動きを見せると思うね。
参考論文:
http://plato.stanford.edu/entries/basing-epistemic/
この論文の趣旨は、
「今まで信じていたことと、新しい教えは調和がとれていなければならず、理由に支えられていなければならない」という立場と、
「今まで信じていたものとは関係なく、自分が気がつかなかったことを予言的に教えてくれた」という立場と、
「自分に必要なものをもはや忘れていたが、忘れていたものをサブリミナル的に思い出させた」
という三つの手法があるとされる。
中島はこの論文に沿って、かなり深い問いかけをメディアで展開すると思うね。
これに対して、衝撃的な出来事があって、それに対するリアクションとして起きた出来事を記憶の混同で「奇蹟」と位置付けるのではないか、とする人もいる。
とにかく信じるということの前に何かに驚いているとするのだ。
また、別の論者は、7人殺した殺人犯の8人目の犯行を担当した弁護士は、8人目は無罪だと信じたいという「欲望」に駆られているはずだとし、信じたいという欲望によってそれを信じているとした。
以上で議論の素材はそろうことになる。
あとは「複雑な因果関係で結ばれたものを明確に示す」か「適切な意見を言う」かという議論がある。

「Aが起きればBが起きる」という具合に、不透明な因果関係を明確に断言して人を惹きつける手法のようだ。
たとえば、これは実際の事例なのだが、
集団的自衛権を行使したら、在日米軍基地の恒久化と武力行使禁止の原則の弛緩が起きる
という言葉がある。
これは非常に複雑な研究を経たうえで、国家がまとめあげた「結論」なのだが、これを明確に断言する人に人気が集まるというのが「カウンターファクチュアル」というコミュニケーションの手法のようだ。
「集団的自衛権の行使」と「在日米軍基地の恒久化」「武力行使禁止の原則の弛緩」は非常に複雑なメカニズムで結ばれている。10以上の方程式が関わっているとしよう。
それを「理解している人である」というイメージが人を惹きつけるとされているようだ。
カウンターファクチュアルという人の引き付け方は、「テーブルは四本足ではダメだ。中心に五本目の足がなければならない」というように、間違いではないけど必要ではないことを「信じ込ませる」のと同じであるとも言われる。
集団的自衛権の話は私はジュリストで読んだ国家レベルの研究であるが、
庶民はそのような知識はないために「五本目の足」を自在に足して人を惹きつけているのだ。
要するに「複雑極まりない因果関係」で結ばれている物事を理解しているとするのがカウンターファクチュアルであるが、それならば、難解極まりない物理学の計算をして人工衛星を周回軌道に乗せることすら、その世界では「宗教」のようなものになるとされる。
そういう議論があったのだ。
もうひとつは、「いい意見を言う」という手法だ。
人はそれぞれ自分の意見をいろんな場面でもつが、ある人のアドバイスが常に自分より的確であると、その人そのものが存在感を高めていく。
ドグザスティック理論」というのはこのことを指しているようだ。
常にアドバイスが正しいことを証明し続けてきた、ということが必要だそうだ。
補足であるが、「アドバイスが適切であった」ことに加えて、「常に合理的な理由を示し続けた」ということから信頼を得る手法もあるようだ。
カルトの道は険しいね(笑)


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