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2011年11月 3日 (木)

タイガーは概念がずば抜けているね~青木功談

「概念」スタンフォード哲学百科事典。
http://plato.stanford.edu/entries/concepts/
「概念」とは、その人の「考え」を構成するもので、心理的プロセスに決定的な影響を与えるものであるとされ、その人の「分類分け」「何を参照するか」「どんな記憶をもっているか」「どんな知識をもっているか」「どんな決断をするのか」という要素からなるものだ。
ここでは、
①概念というものの議論の出発点。
②概念は何によって構成されているか。
③経験主義と生得説から説明する「概念」。
④概念と言語の関係。
⑤概念というものの分析。
で、34ページの論文を終えるようだ。

たとえば、タイガー・ウッズの「あさっての方向にボールをパッティングして、カップに吸い込まれていく」という映像を探そうと思ったのだが、「タイガーにはそういう映像ばかりだ」と言われた。しかし、「ボールがカップに吸い込まれる」というのも「心の生産性」「概念の強さ」から由来するものだ。

「タイガーの概念の輝き」
http://www.youtube.com/watch?v=yCqbW9e6qnI
これを支えているのが「心のプロセス」「概念」

「タイガーの概念の輝き~劇画版」
http://www.youtube.com/watch?v=mVi_0x215fE&feature=related

「概念の生産性」という議論にウィトゲンシュタインが関与している。彼が歴史に残る「論客」である理由の一つだろうね。人間の「概念」というものには「心理学的」「言語学的」さらには「哲学的」なアプローチがなされたのだ。第二言語を身に着けることとその人の「概念」に与える影響という研究もあるのだ。

概念というものの議論の出発点
心の表象理論(RTMと略されるようです)という理論があり、この議論の初期には人間の心は何らかのイメージで構成されていると考える論者が多かった。しかし、やがて、言語の研究が導入され、言語の論理構造が心を構成しているのではないかとされたのだ。だが、今度は記号論の進展により、言語構造と何らかのシンボルが混在して心というのは構成されているとされた。「いいイメージ」や「いい論理構造」「シンボル」などが心を生産的な方向に向かわせることがあるとされる。いったい何が「心を前向きに」もっていくかというのがRTMが何によって構成されているかという議論だと言っていい。
概念の説明における表象というのは「なにが自分を前向きにさせるのか」あるいは、さまざまな方向に自分の心を向けるのかという理論であったが、一方で、概念という言葉は「能力」を表現する機能を果たすとされる。その人の知っていることや記憶、さまざまな構成要素からいろんな能力を人間にもたらす。その際に、外国語を学んだら人間はどうなるかという指摘がなされた。母国語に何でも変換しているわけではなく、その人の概念の「器」を増やしているのではないかとされる。つまり、外国語を勉強することはその人のいろんな分野での「能力」に影響を与えることになる。
第三に、感覚の説明としての「概念」という表現がある。胃がキリキリ痛むのかチクチク痛むのか、その人が他者にも理解可能な言葉を選択して言葉の器と感覚を適切に結び付けるのも「概念」という表現で使われるとされる。
以上の議論をするのには意味がある。「なにが自分を前向きにするのか」「なにが自分の能力を強化するのか」「言語と感覚はどのように関わっているのか」という三つの側面に「概念」という言葉はわけられるが、いずれも、タイガー・ウッズが「ボールをカップに入れる」離れ業の背景にある研究となるのだ。

この研究において「いいイメージ」「いい論理構造」「シンボル」が心を生産的な方向に向けるのが表象という概念であるとしたが、この三つの要素を「人気アイドル」は兼ね備えていることになるのだろうか。
秋元康氏に聞いたところ、「そういうことは考えていない。映画を見たほうがいい。俺は映画を見た人としか話さない」とのことであった(笑)

結局、「概念」が強いというのは「自分の心を前に向ける」「能力強化のための技術として言語学の方面などからも鍛える(いろんなものを読む聞く)」「感覚と言語と概念の関係を探求する」というものを「哲学する」ものであり、俺のように「タバコを吸って音楽を聴いてジュリストを読んでいれば幸せ」でも成立してしまうのだ。これにいろんな外国語文献を加えて、いろんなものを動かしてみれば「能力開発技術」としては十分なのかもしれない。これで「玉体」は作られてしまうのだ。

そんなわけで、この研究は打ち切りです。実践がなければ能力は強化されません。哲学にも限界がある。うまい具合に修練を回していく研究だ。

なお、表題についてクレームが来たので明確にしておきますが、青木功氏は「タイガーは思想が抜群である」と解説で発言したことがあり、「概念」とは言っていません。しかし、この記事の研究の趣旨から青木氏の発言を若干修正して掲載させてもらいました。


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