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Foreign Affairs

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2011年9月17日 (土)

国際連合への加盟の要件

国際連合が誕生して間もなく、世界は冷戦構造の渦中に巻き込まれた。新しく加盟を申し出た国は、国連加盟には「安保理の勧告と総会での承認」を手続きとして求められたため、ことごとくソ連が拒否権を用いたのだ。1947年のイタリア、ブルガリア、フィンランド、ハンガリー、ルーマニアの共同申請の際にそれは顕著だった。国連憲章4条では、加盟のためには平和を愛好すること、国、憲章に掲げる義務の受諾、憲章上の義務を履行する能力、憲章上の義務を履行する意思、が網羅的に挙げられている。国際司法裁判所は、この国連加盟の問題は、政治的な問題であるとして判断を避けようという主張もあったが、法律的に解釈できる問題ととらえた。しかし、安全保障理事官の勧告が求められていることは事実であり、ソ連の拒否権を「権利の濫用」とする主張もあったが、基本的には拒否権を認めざるを得ないという立場に立った。1952年には国連総会で「他国と友好関係を維持していること」も要件に加えられ、加盟の要件はますます網羅的になった。そのため、政治的思惑から加盟を排除しようというソ連の考えは通りにくくなった。
国際法判例百選第92事件「法律的紛争と政治的紛争」

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