北朝鮮の最新情報
キム・ジョンウンは、乗り越えなければならないものは多いが「二人の兄と数えきれない親戚」「キム王朝を守るエリート」に支えられる政権になる。しかも「抗日戦争に勝った」というキムイルソンの「資産」も「思想」も使えるのだ。韓国はすでに北よりもGDPは20倍ある。日本も豊かな国だ。中国経済も強大だ。キムイルソンは、ジョンウンに「軍がクーデターを起こさない仕組み」も残すことになる。北朝鮮には「コア」「中間」「反体制」の三つの階層があるが、政治犯はことごとく排除できる。「コア」の階層の誰もが体制崩壊を望んでいない。
そのため、キムジョンウンの地位は案外安定しているのだ。行動を急ぐのは韓国の方だ。「南北統一プログラム」のために税金を課したりしている。韓国はすでに「南北統一プログラム」のために資金を集め始めている。それを踏まえて、北朝鮮は「エネルギー支援を必要としている」ということだ。つまり、「お金に困っている」ということなのだ。韓国は「20倍のGDP」で、キムジョンウン体制の吸収に動き出している。キムジョンウン体制が案外安定するのではないかとアメリカは韓国をせかしているのだ。アメリカはすでに「キムジョンウンの過大評価」を情報として流して韓国を動かしに来ている。北朝鮮が必要としているのはお金なのだ。アメリカは「軍事オプションをとると中国・韓国・日本に難民が大量に出る」という情報も流して周辺国をけん制している。おそらく、韓国による吸収を安定的に行いたいのだろう。日本人も「北朝鮮の連中の謀略」には嫌気がさしている。首脳である俺もそうだ。南北統一プログラムを見守るだけだ。外務省がどう考えているかは分からないが、アメリカがこのプログラムをせかしているのは事実だ。
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