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2011年6月 9日 (木)

コークスクリュー~ボクシング界の伝説

2ちゃんねるで話した話題なのですが、面白かったので載せておきます。

俺:
ウィキペディアの「コークスクリューブロー」という項目でアリの話を加筆したのは俺なんだよ。リンクも貼らないでいきなり書き込んだのに誰も文句を言わなかったよ。コークスクリュー=打ち下ろしの右、というのがアメリカ人の感覚であるという説を書き込んでおいた。

発言者:
>アメリカの文献によると、モハメド・アリ対ソニー・リストン第2戦で、リストンが一見不可解なダウンをしたところアリが「俺のコークスクリューが効いた」と言い放ったといわれる。アメリカの識者は「チョッピングライト」(打ち下ろしの右)と割り切っているようである。
これかwwwwwちゃっかりWikiに嘘書くんじゃねえよwww

俺:
出展:The Great Book Of Boxing 著者:Hurry Mullan
131~133ページ。
第一戦から15か月後にアリとリストンの再戦が行われ、賭け率はリストンが若干優勢だった。しかし、1ラウンドにリストンがダウンして、レフリーのジョー・ウォルコットがカウントを始めようとしたときにはすでに「ダウンから22秒経過している」とタイムキーパーが告げた。ウォルコットはさらに二度カウントをとり、立ち上がったリストンはアリの猛攻に60秒間晒され、ウォルコットが割って入った。フィルムで時間を計測してみると、リストンは1ラウンド1分42秒でダウンをしており、ウォルコットが試合を止めたのはそのさらに2分12秒後となっている。アリは「俺のコークスクリューパンチが効いた」と言ったが、映像ではあのリストンを倒すには不十分な威力のパンチしか当たっていないように見える。このストーリーはリストンが1970年に薬のオーバードースで死亡しているのが発見されたことから、検証が不可能となった。リストンは試合後に「アリがニュートラルコーナーに行くのを待っていた」と言ったが、ウォルコットがカウントアウトしなかったのは不可解だ。強豪であるリストンがアリに怯えたという説も私は信用していない。スナイパーがアリを狙っており、リストンが倒れたという説もある。

なお、俺は映像を確認した記憶があり、アリの「倒すのに十分な」チョッピングライトがリストンを捉えた数秒後にリストンは倒れている。

映像引用:YouTubeより
いかに現代の映像技術が真実を語り、ときに真実を省略してしまうかが分かる。
この俺の文献は1987年出版のものなのだが、のちの映像の鮮明化技術と、アリの美化のための編集が加わっているようだ。実況ものちに入れ直している。オーバーカウントの事実も省略され、しかし、アリの右が強烈にヒットした事実だけは映像が鮮明化されている。
俺の文献では「リストンに、ニガーをぶち殺してくれ、という声援が飛んだ」と書かれており、また、映像の実況でも「アリが強烈なブーイングを浴びている」とされている。場内の雰囲気から、ウォルコットも「カウントアウトできる空気ではない」と判断したのだろう。そういう事実はすでに総括が終わっているようだ。
つまり「コークスクリューブロー」というのは、打ち下ろしの右のことであり、当時の映像技術では「よく見えなかった」ことから、あしたのジョーなどで伝説化したものだというのが俺の見解なのだ。
2011年6月8日のボクシング板【マジ吉達の】糖質ですが1【堂々巡り】より。


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