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Foreign Affairs

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2010年11月 5日 (金)

南極探検隊からお土産をもらったおばさん

南極条約体制は、国際公共価値を強く指向した条約制度だ。それを踏まえて、各国の国家的利益や、私的利益との調整を行っている。私は、上流階級のおばさんが「南極からお土産をもらった」と言っていたのを聞いたことがあるが、南極では高級魚メロが有名だ。それ以外にも、旅行会社がツアーを組んだりしている。これらは私的利益に解消される。国際公共価値は、領土権の非排他性と、当該地域への自由アクセス、平和、科学、環境といった価値を意味する。南極大陸に対しては7カ国が領土権を主張し(クレイマント)、日本のように領土権を主張しないノンクレイマントとうまく共存している。南極条約体制をうまく機能させているのが「紛争回避の原理」と「実質的コンセンサスの原理」だとされる。領土紛争を封印し、ノンクレイマントが淡々と自らの立場を主張しつつも、決定的な対立を避ける外交努力を行っている。あるいは、妥協点が得られるまで交渉し、「公式の異議」がなくなった時に「合意が得られた」とする仕組みをとっている。これらを運用するのが南極条約協議国会議(ATCM)である。南極観光では、定員500名以上の船からの上陸はできないし、上陸は100名以下にしなければならず、その際に観光ガイドと客の比率が1:20以下になってはならないとされる。
ジュリスト2010年10月15日号「南極条約体制の基盤と展開」柴田明穂

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