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2010年10月20日 (水)

お前は一人で強くなったつもりか

かつて、読売ジャイアンツのエースだった上原が、しきりに「メジャーへ行きたい」と口にしているのを、野村克也氏が上記のように批判していた。実はこれも考えてみると深い問題なのだ。ラーメン屋が作るラーメンは「物的資本」と呼ばれ、もうけの中から「必要経費」が控除されて課税される。たとえば「材料費・人件費・支払家賃・光熱費」などが控除される。ところが、人間の所有する有形の物質的存在を「富」と呼ぶと、それはラーメンのような「モノ」にかぎらず「自然人」も含めて考えることが出来る。これを「人的資本」と呼ぶ。
たとえば、上原が少年野球で支払った費用、さらには、中学・高校・大学という具合に現実はエリート扱いで優遇されていても「自称・雑草魂」とかつて言ったように、いろんな人が彼の落差の大きいフォークボールに関わっている。しかし、サイモンズの定式は、税法上、ヒトとモノを峻別し、個人自体の資質や健康の経済価値を考慮しない。個人間の才能の分配状況に国が関与しない、と考えているのだ。つまり、個人の才能は上原に独占される。もちろん、怪我をした場合は「医療費控除」というのはある。だが、才能のある人間がわがままを言うと、指導者としては「一人で強くなったつもりか」と言いたくもなる仕組みがある。フリーエージェント制の背景にはこのような事情があると俺は考えているのだ。
なお、「不当な人材引き抜き」は一般企業でも独占禁止法の問題になることもあるそうだ。

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