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2010年7月23日 (金)

理想郷を追い求めたテロ組織~オウム真理教

オウム真理教は1984年に麻原彰晃こと松本智津夫によって発足されたヨガ・サークル「オウムの会」(のちに「オウム神仙の会」)を母体とするもので、1987年に「オウム真理教」と改称され、1989年に宗教法人として設立登記されたものである。教団は積極的な組織拡大を行い、特に、医師や理工系の専門知識を持つものに勧誘を行った。1995年には信者の数は一万人を超えるわけだが、全国各地に活動拠点を設ける中で、山梨県の上九一色村に「サティアン」と称する大規模施設を建設し、出家信者の居住施設やサリンなどの実験室として使用された。このような教団が、徐々にテロ組織へと変貌していくことになる。教団は、麻原を独裁者とする理想郷を建設することを目標として、1990年に政治団体「真理党」を結成し、25人が立候補して全員が落選した。その後、国家権力の打倒を志向するようになるのだ。1989年には教団を脱会しようとしたものを殺害しており、さらには教団と対立した弁護士一家の殺害を実行していた。1995年までの間に元信者や元信者の家族などの殺害を実行するなどしていたのだ。1994年6月27日に、長野県松本市に教団を建設することに反対する裁判を妨害するため、官舎に向けサリンを噴霧し7人が死亡する「松本サリン事件」があり、1995年3月20日午前8時過ぎ、営団地下鉄日比谷線・千代田線・丸の内線(いずれも霞ヶ関を通る)の5本の電車にサリンを撒き、12名が死亡し、6000人が重症を負い、地下駅と地上で大パニックとなった。
「地下鉄サリン事件~その後」
この事件ののち、日本社会は一変したといわれる。「他者への憎悪」(森達也)、「暴力への回帰」(村上春樹)が蔓延する社会、すなわち、共存的な共同体が崩壊し、国民の不安感が蔓延する敵味方社会の到来である。オウム事件が現代社会の閉塞状況から出現したとすれば、人々が相互的に支援しあい、人々を社会に統合していく「ソーシャル・インクルージョン」「コミュニティの再生」などの道筋が重要であるとされる。
法学教室2009年12月号「地下鉄サリン事件」高橋則夫

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