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2010年7月13日 (火)

「熱銭」「飛銭」中国への資金持込み

中国では海外からの資金の持込みには厳格なチェックがなされ、高い税金がかかる。それをすり抜けるためによく使われる手段が「貿易の虚偽申告」だ。一般には輸入額を実際より低くし、輸出額を高くする。そうすると代金として受け取るべき外貨の額は実際の取引以上に膨らむ。そこに海外のペーパーカンパニーにためこんだ外貨を紛れ込ませ、銀行で人民元に替えて不動産投資する。偽契約を作成し、輸出を不正申告する方法もある。二つ目の方法が、外国からの直接投資や、証券投資、貿易信用などの貸付の名目を取る方法だ。三つ目は、中国系の闇金融機関「地下銀行」ルートを利用する。つまり、ドルを地下銀行の海外口座に入金し、地下銀行が相当額の人民元から手数料を引いて、海外投資者の中国国内人民元口座に振り込む。逆の流れも可能で、地下銀行を使えば投資収益を海外で受け取ることができる。四つ目は、海外在住の個人がドルなどの外貨を中国国内の親戚や知人の国内口座に送金し、親戚、知人が人民元に両替して不動産や株式に投資する。儲けは折半するのだ。これらの方法は「熱銭」と呼ばれ、三つ目と四つ目の方法は「飛銭」と呼ばれる。中国人か中国系企業でしかできない芸当だとされる。超低金利のドル・円・ユーロでの資産運用が儲からないことから、一年定期預金で5%の特別優遇金がもらえる中国国内に預けるか、値上がりが著しい不動産に投資する、あるいは人民元切り上げにより為替差益が転がり込んでくる方法なのだ。
文藝春秋2010年7月号「ドルと元、どちらが勝つか」田村秀男


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