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2010年7月 4日 (日)

「IFRS」(国際会計基準)

国際財務報告基準書(IFRS)と国際財務報告基準解釈指針委員会(IFRIC)解釈指針は、国際会計基準審議会(IASB)によって公表されたものである。欧州連合(EU)が域内における上場会社の連結財務諸表を国際会計基準に従って作成することを要求することとしたことなどを背景として、現在では90近くの国で、少なくとも上場会社の連結財務諸表の作成基準として指定されている。2009年段階では、フォーチュン500社の中で190社が、IFRSあるいはそれと実質的に同じ基準に従って連結財務諸表を作成している。さらに、カナダのほか、インド、韓国、中国、マレーシアなどが数年内に国際会計基準の適用を一定の会社に要求する予定であり、2013年には500社のうち245社がIFRSに従うことになると見られている。逆に、このままいくと、IFRSの適用を強制していない経済的に有力な国は、日本とアメリカだけになる可能性が高い。日本は、従来からEU加盟国において上場している会社にはIFRSによって財務諸表を作成することを認めていたが、これは相互主義にもとづくものであり、通常の内国会社にはIFRSに従うことを認めてこなかった。しかし、日本は、会計基準をIFRSに接近させるという方針を採用している(コンバージェンス)。欧州証券規制当局委員会(CESR)は、日本の会計基準は「全体としてIFRSと同等のもの」と評価しているが、一方で26項目の追加開示などの補完措置も求めている。今後の展望としては、平成24年にIFRSの強制適用を実施するかを判断し、平成27年か28年には実施されると見られているが、あくまでも上場会社が対象であり、それ以外は対象にならない。また、アメリカがIFRSに対して非常に消極的な態度をとっていることにかんがみると、わが国も強制適用の是非の判断が平成25年以降にずれ込むことも考えられる。会計ソフトのCMで「国際会計基準対応」を謳ったものがあるが、あれは「コンバージェンス」と呼ばれるもののようだ。
法学教室2010年7月号「KEY WORD」弥永真生


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コメント

光太郎さんコメント消すなんてひどい。。規制で思考盗聴スレに書けないから勇気出して書いたのに。。(:_;)

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