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2010年6月22日 (火)

パナソニックの経営戦略

パナソニックは、ライバル企業であるソニーやサムスンに比べて、国内マーケット重視のイメージがあるが、現在、2012年までの中期経営計画で「トランスフォーメーション」を計画している。BRICs+V(ブラジル、ロシア、インド、中国、ベトナム)という言葉は知られているが、パナソニックでは独自の用語で、MINTS+B(メキシコ、インドネシア、ナイジェリア、トルコ、サウジアラビア、バルカン諸国)も含めて構想を練っている。新興国市場では、パナソニックは、サムスンやLGに後れを取っている。世界の家電業界を席巻するサムスンであるが、よく見てみると独自技術はあまりなく、研究開発よりも、生産設備への投資や、広告宣伝費におカネを使っている。新製品の開発は日本に任せ、それをキャッチアップしていけばいいと割り切っている。パナソニックの成功事例を見てみると、電力の供給が不安定なインドネシアで省エネ冷蔵庫が売れたり、水が貴重な中国で節水機能がついている洗濯機が売れたりしている。その地域のライフスタイルや特性を理解して商品開発をするのが有効だ。そのために生活研究を行う施設も立ち上げた。やはり日本企業の国際競争力に、高い法人税は足かせになっている。また、円がドルに対してだけでなく、ユーロに対しても高くなってしまったのも業績悪化につながる。雇用の問題も難しい。パナソニックとしては、プラズマパネル、液晶パネル、次世代電池、半導体、デジタルカメラの非球面レンズなどの先端技術の詰まったキーデバイスに関しては日本を生産拠点にするものの、海外の生産ラインと開発部門の切磋琢磨により臨機応変に商品開発を行っていく環境ができるのが好ましい。
文藝春秋2010年7月号「わが『打倒サムスン』の秘策」大坪文雄(パナソニック社長)

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