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2010年5月15日 (土)

飛行機が安全になった理由

飛行機が安全になったのにも歴史がある。1971年に全日本空輸機と自衛隊機が岩手県雫石町上空で接触して墜落し、162名が死んでいる。同じ月に東亜国内航空機が函館北方横津岳に墜落している。航空事故調査委員会ができた理由だ。1991年に信楽鉄道事故があって、2000年には営団地下鉄日比谷線事故があった。ここで、航空と鉄道の安全委員会が合流している。海上の安全に関しては、きっかけになる事故というのは特になく、国際条約を2010年に結んだことから、航空・鉄道・海上の事故の再発防止のために国土交通省の外局として運輸安全委員会が設けられている。いろんな事故から学ぶのが大事だ。被害者の存在は、言葉は悪いが「国民の共有財産」とされ、再発防止に生かす政策がいちばん姿勢として正しいのだ。
運輸安全委員会に関する論文にあったのだが、シカゴ条約というのがあり、ボイスレコーダー・フライトレコーダーなどから得られた情報を刑事手続きに利用してはならないという決まりがあるのだが、行政調査で得られた情報を刑事手続きに利用していいかという問題がある。刑事手続きに用いるのなら黙秘権が憲法問題となってしまうのだ。これに関しては、2008年に警察庁長官と国土交通省事務次官の覚書がある。刑事手続きで、鑑定嘱託がなされ、それに対して事故調査報告書の公表をもって嘱託に応える、とされたのだ。これがシカゴ条約に反することから、日本政府は外交ルートで、条約のこの条項には従わないという「相違通告」というのを行っている。
ジュリスト2010年4月15日号「運輸安全委員会の現状と課題」宇賀克也
参考動画「NIGHT FLIGHT」Perfume

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