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2010年4月 8日 (木)

「パロディ」と著作権

日本では、「パロディ」というのは著作権法の「鬼っ子」と呼ばれるほど困難な解釈が求められる。アメリカでは「フェアユース」として認められている。昔、マドンナの「ライクアヴァージン」で「困難を乗り越えてあなたと出逢った、初めてあなたと触れ合う」という歌詞を「なんとか医学部を卒業したぜ。患者に触れるのは初めてだ」とパロディにした歌手がいた。基本的に「原著作物への侮辱」は禁じられているが、マドンナも楽しんでいたのならまったく問題はない。日本の法律ではフェアユースはないが「原作が社会的共有財産といえるほど著名なこと。原作を揶揄しないこと。原作を通じて社会的に形成された固定観念を破壊、風刺すること。芸術的問題提起であること。独立性を持つこと。必要最低限であること」などの解釈論が展開されている。日本にフェアユースという概念を持ち込むことは、日本では表現の萎縮につながるといわれ、現行法にそのような表現手法も付け加える対応が現実的だとされる。
かつて、「DA.YO.NE」というラップがブレイクした時に、「SO.YA.NA」という曲を東野幸治と今田耕司などが出して「いざとなったら裁判カモーン!」「ホンマに訴えられたら負けるで」と歌詞で言っている。しかし、レコード会社は両者ともにエピックソニーだったようだ。
なお、パロディには「色あせ」論という議論が存在する。原著作物がブームを終えて色あせた時点で、パロディをやることに意味を見出す議論のようだ。美川憲一のモノマネをコロッケがやっていたが、美川の方からモノマネを頼んでいたという話を聞いたことがある。
ジュリスト2010年3月1日号「表現の自由、パロディ、著作権」小泉直樹

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