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2010年3月15日 (月)

日本共産党の「綱領」

共産党には昔から「綱領」といわれる文書がある。共産党がどのような社会を作ろうとしているか、その目標を描き、またその目標に到達するための戦略が書かれた文書である。かつては、遠い目標は共産主義社会であるが、中間目標に社会主義社会があるとされた。それを実現する手段は革命で、革命には一段階革命と二段階革命、また平和革命と暴力革命があった。要するに綱領は革命のプログラムだったのだ。戦前は、綱領がモスクワのコミンテルン本部から、27年テーゼ、32年テーゼなどの形で与えられた。日本共産党は世界共産党(コミンテルン)の日本支部という位置づけだったのだ。戦前の共産党員はコミンテルンの指令と指導にもとづいて、それらのテーゼどおりの社会を実現しようとして革命運動に身をささげたのだ。
「日本共産党・04年不破綱領」
宮本時代の綱領(61年綱領)は40年以上も存続したが、2004年に不破綱領というのができた。ここまできたら共産党を名乗るのをやめたほうがいいのではないかというぐらい 中身が変わっている。共産党はいわゆる革命を目指す党という立場を捨てた。この場合、革命とは少数者の実力(暴力)を行使しての強引な権力獲得という意味だが、そういうことはしないということをはっきりさせた。(61年綱領では「敵の出方論」という立場だった) 選挙によって議会の多数を占めるという「多数者革命」という立場をとるが、要は普通の市民社会 の政党のひとつになるということだ。マルクス・レーニン主義の党であることもやめた。マルクスはいまだに社会主義理論の先駆者としてあがめているが、レーニンは理論をゆがめた張本人として全否定されている。私有財産の否定「能力に応じて働き、必要に応じて取る」共産主義社会の実現を目標におくのもやめた。他にも「階級闘争」「資本主義の全般的危機」といったこれまでの常套語も使わないようにした。「天皇制」「自衛隊」すらその存在を認めているのだ。
文藝春秋2007年9月号「日共のドン~宮本顕治の闇」立花隆

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