最近のトラックバック

2019年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

Foreign Affairs

  • CFR: フォーリンアフェアーズ英語版

« ミスターXと田中均の「非対称なチェス」 | トップページ | 沖縄の「女子学徒隊」 »

2010年3月 6日 (土)

核密約問題に関して

我が同盟国の米国は、元来「艦船に搭載された核兵器の所在は明らかにしない」というNCND"No Confirmation No Denial"政策をとってきた。冷戦の中でソ連を相手にグローバルに展開する米国にとって、その戦略の中心となる艦船のどこに核兵器を搭載しているかは絶対に明らかにしない。同盟国として決して追及できない米国の安全保障政策だったのだ。
60年安保で事前協議制度は作られたが、ただの一回も米国政府から日本政府に対する事前協議は行われなかった。しかし、この事前協議制度を持つ安保条約を堅持したことによって、結果として、日本は冷戦の間、外部からの脅威に対し見事に自国を守りきった。日米をして、冷戦の勝利者たらしめたのがこの「あいまいさ」だったのだ。文藝春秋2009年10月号「核密約『赤いファイル』はどこへ消えた」東郷和彦
なお、参考までに文藝春秋2009年11月号での、ブッシュ(ジュニア)政権の対中東強硬派の国防副長官として知られたポール・ウォルフォウィッツのインタビューを引用します。
ウォルフォウィッツは興味深い観点をインタビューで指摘している。「沖縄における米軍の動向は各国によってつぶさに観察されており、東アジアの安全保障にコミットするアメリカの姿勢と能力に関するシグナルが常に読まれている」「核密約問題は40年前の出来事であり、アメリカは18年前に、核弾道ミサイル搭載の潜水艦を別にすれば、アメリカ軍の艦船から核兵器を取り除く決断をしている。核搭載の潜水艦が日本に寄港することはないのだからすべて過去の話だ」「アフガン情勢は今は泥沼化しているが、アルカイダはすでに新兵のリクルートができなくなっている。彼らにアフガンでソ連に勝ちアメリカに勝ち、サウジアラビアやその他の地域でもアメリカに勝った、と言わせてはならない」「ニューヨークタイムズ紙の鳩山論文にアメリカが過剰反応しなかったのは、アメリカ政府部内の知日派に思慮深い人(カート・キャンベル東アジア・太平洋問題担当国務次官補など)がいたからだ。選挙前にはいろいろなことを政治家は言うものだ。問題は何を言うかではなく、何を成し遂げたか、であると割り切っていたのであろう」

« ミスターXと田中均の「非対称なチェス」 | トップページ | 沖縄の「女子学徒隊」 »

文藝春秋」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 核密約問題に関して:

« ミスターXと田中均の「非対称なチェス」 | トップページ | 沖縄の「女子学徒隊」 »