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2010年3月21日 (日)

「護身用武器」の携帯と判例

私が学生時代に警備会社でバイトした時に、社員の人に「特殊警棒」を見せてもらったことがある。あのようなものの所持は、基本的に「業務その他正当な理由のあるとき」に認められるが、警備員の所持する警棒は、大工さんの「のみ」や「かんな」と同じで、職業に基づき継続的に行う仕事である「業務」にあたると思われる。一方、「その他正当な理由」というのはたとえば、登山者の「登山用ナイフ」などがあげられる。軽犯罪法で所持が禁じられている器具は、「性質上の凶器」「用法上の凶器」の両者を含み、「刃物・鉄棒」が条文に挙げられているが、その他、こん棒、鉄パイプ、特殊警棒、木刀、バール、カッターナイフ、メリケンサックなどが含まれるとされる。「護身用にナイフを携帯する」ことはどのように正当化されるだろうか。喧嘩目的ならダメである。しかし、女性が夜道を歩くのに、催涙ガスを所持することは認められた。当該器具の「性質」「職業や日常生活との関係」「日時・場所」「動機・目的などの主観的要素」などで判断される。女性が新宿で仕事がら有価証券の運搬などに従事するなどしており、夜道であったことなどから「正当の理由」が認められたのだ。ただし、事案を見てみると実に面白いことが分かった。女性は仕事から帰ってきて眠ってしまい、夜中の二時に起きてサイクリングをしていたのである。ダイエット目的だったのであろうか。警察に呼び止められても仕方がなかったのである。
CNガス(2-クロロアセトフェノン)は催涙性がきわめて強く、人間の場合は0・3ppmで目を刺激するといわれる。高濃度になると結膜炎で失明することもあるのだ。この映像では、拳銃のようなものでガスを発射して、撃ったほうが目をやられて爆笑している。日本でも米国製の護身用催涙スプレーとして売られている。
ジュリスト2010年2月15日号「時の判例」(最高裁平成21年3月26日第一小法廷判決)

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